リサイクルレザーとはどんな革?

投稿者 : 健治服部 on

お世話になっております。

株式会社トレジャー 服部です。

 

当サイトにて「新規アイテム続々入荷!」をバナーでご紹介をしております『リサイクルレザー』のお問い合わせを良く頂戴します。

レザーへの刻印加工は、「出来る」イメージがあるものですが、ホットスタンプ加工などは量産ロットが必要だったりと、難しいということもあり、気になるお客様も多い様子。

そもそも「レザー」とひとくくりに言っても、色々とあります。
本革(牛・ダチョウ・馬・ベビ・ワニなどなど生物由来の革)
合成皮革(合皮と言われる石油由来の素材)
では、「リサイクルレザー」とは…?

そこで簡単ではありますが、解説をさせていただきます。

 

■リサイクルレザーってどんなレザー?

そもそもリサイクルレザーとはどんな素材でしょうか。

最近割とよく聞くことが増え、ECO素材として注目をされている素材の1つです。

リサイクルレザー:牛革(本革)の端材を集め、固めなおしたハイブリッドな革素材

SDGsで指摘されておりますサステナブル素材でもあり、今までなら焼かれて廃棄されていた余りの革素材を、粉末状にまで細かくして、PU(ポリウレタン)をつなぎとしてシート状に作り直した革素材となります。

リサイクルレザー自体の色は、灰色~灰褐色までの色が本来の色となります。

出来上がったリサイクルレザーシートに表面加工として0.5mm程度のPUシートを貼り付けます。だから色展開についてはかなり自由度が高く、色落ちもしにくいものとなります。当社での製品はカラフルなラインナップをそろえております。

PUシートは色だけでなく、凸凹表現も可能だったりとかなり汎用性が高く、また革素材を補強します。強い表面素材のため、本革などよりも耐久度は高くなります。

さらに加えて最大のメリットは、本革に比べ安価であることが非常に強力なポイントとなります。

 

■リサイクルレザーと合皮は違うものなのか?

「合成皮革」-いわゆる「合皮」とは100%ポリウレタン(PU)の合成樹脂由来素材を指しますので、そもそも革ではありません。

リサイクルレザーとは別物となります。フェイクレザーなどともいわれ、リサイクルレザーと間違えられる方がいらっしゃいますが、まったくの別物となります。

合成樹脂であるので、より安価であり、より加工の幅は広く、それはそれで優れた素材ではありますが、当社では加工が難しく製品の一部に使用されている程度となります。

 

■リサイクルレザーへの名入れ加工

名入れ加工は様々な方法がありますが、当社のお勧めの名入れ加工方法はこちらとなります。

『CO2レーザー』
当社では小売り向け名入れ記念品サイトでは、リサイクルレザーに対しては、レーザー加工を施して販売をしております。
革を焼いて焦がす「焼き彫り加工」としてお客様に説明をしております。

当社のリサイクルレザーをCO2レーザーで焼いた場合、表面カラーの素材色により、灰色・灰褐色~焦げ茶色・黒色の間の仕上がり色になるように設定をしております。
光を使った名入れのため、わずかに延焼をしますけれど、後述する他の名入れ方法よりも非常に精細な仕上がりができます。
ご注意点として、リサイクルレザーはPUが混ざっているため白い点が「焼きムラ」として発生します。PUが熱で溶けて固まった後となりますので、ベタ塗り面の多い加工の場合に目立ちやすくなります。
本体色により差が出やすい性質もあり、表面PUシートの違いによるものでは無いかと考えられます。


また下記の名入れ方法は、当社では定番としては扱っておりませんが、お客様のご要望で対応することもあります。

 『素押し・型押し』
 ⇒金属版(銅や真鍮など)を作り、ぎゅーっと押し当てることで名入れを行います
  アルファベット26文字を1文字ずつ押し当てる加工をされている業者様もおられます。

『箔押し』
 ⇒素押しと同様の金属版を作ってのホットスタンプ可能です。
  革と版の間に薄い金銀の色フィルムを挟むことで、革に押し付けてしまう名入れです。
  見栄えは良いのですが、あまり細かいデザインには向いていません。

『インクジェット印刷』
 ⇒フルカラー印刷の手法で、紫外線で硬化するUVインクを使って名入れをします。
  インクと表面のPUとの相性は良く、名入れ加工には適しておりますが、革なので高さの判定が難しいため、
対応をされている業者様は少ないです。

『シルク印刷』
 ⇒代表的な特殊印刷の方法で、平らな商品へインクを乗せる印刷を行います。

『パッド印刷』
 ⇒ボールペンなど小物用のインクを乗せる印刷方法。
  シルク印刷に比べるとインクの不透明性や粘度が低く、濃色の下地に対しての発色が良くなく、白金銀色に限られることが多くなります。

この辺りをご参考に皆様のお持ちの加工方法でご検討ください。